
ウィリー(Willie Revillame)
これは同じABS-CBN系列のラジオ局DZMMのホストをつとめるジョバート・スカルディオ(Jobert Sucaldito)に対するウィリー(Willie)の抗議が原因だった。
Wowoweeには一般参加者がゲームに参加し、勝ち残った勝者が100万ペソの賞金に挑戦できる「Willie ForTune」というコーナーがあるのだが、これについてジョバート・スカルディオ(Jobert Sucanldito)はDZMMのラジオ番組「Showbiz Mismo」の中で「Bakit guest na ang mga grades ay 75 percent. Bakit gini-guest ‘yung mga bobo, ‘yung mga nakapasa lang...」(どうして高校を赤点ギリギリで卒業したような馬鹿しか番組に出てこないのか?)と批判したとされる。
これについて、Willieは怒り、5月4日のWowoweeの放送の中でABS-CBNがJobertを降板させないなら、代わりに自分がWowoweeを降板すると宣言。そのまま自発的に降板してしまった。
ウィリーの降板を伝えるニュース
Willieがホストを務めるWowoweeは視聴率20%を誇るフィリピンを代表するお化け番組。日本で言えば「笑っていいとも」の2倍の視聴率がある。それに対して、DZMMのジョバート・スカルディオ(Jobert Sucanldito)は知る人ぞしる、ないしは、一般的な知名度はそれほど高くないラジオDJに過ぎない。そこでウィリー(Willie)がABS-CBNに対して「Jobertを切るか、自分を切るかを決めてくれ」と迫ることは公平じゃないという意見も多く見受けられる。
それにしても、WillieがWowoweeから降板するという話は昨年のアキノ元大統領の葬儀の際にも一度起きた。見ているこちらとしては「またか?」という気もしないでもない。
Wowoweeに関しては、この4月からなぜだか女性アシスタント(Co-host)の数がこれまでの4人から突然8人に倍増されたこととか、Willieが今回の大統領選挙で敗北したビリヤール候補を応援していたこととか、疑問は尽きない。果たして、今回のWillieの降板騒動の裏に、こうしたことが関係しているのかどうかはまったくわからないが・・・・