フィリピン英会話ネット
2009年09月11日

フィリピンのお茶事情

フィリピンでは緑茶が飲まれていなかった。

フィリピンには中国系フィリピン人も人口の10%いる(混血化が進んでいるので、中国文化を継承しているわけではない。中国文化を継承する人口は人口の1%程度)ので、スーパーへ行くとウーロン茶やジャスミン茶がないこともないのだが、一般的にはそれもあまり飲まれていない。では一般のフィリピン人は何を飲んでいるのか?と言えば、コーヒーである。それも、ネスカフェなどのインスタント・コーヒーだ。



ネスカフェ
ネスカフェ・インスタント・コーヒー

あまり知られていないが、フィリピンもコーヒーの生産国である。コーヒーはスペインの植民地時代、修道士によってもたらされ、バタンガス地方を中心に栽培された。当時栽培されていたのはリベリカ種のバラコ(Barako)と呼ばれるコーヒーで、19世紀には世界第4位の輸出量を誇るコーヒー生産国となった。しかし、1889年、病虫害の発生によりフィリピンのコーヒー産業は壊滅的打撃を受け、衰退した。(Philippine Coffee Board)

戦後、アメリカ政府の推奨により、病虫害に強いロブスタ種のコーヒーが紹介された。これはインスタント・コーヒーの原料となることもあり、再びバタンガス地方で栽培が普及した。現在、生産量は年間42,000トンで世界第21位(USDA 2009)と、それほど多いわけでもないが、インスタント・コーヒーに加工され、国内消費量の7割を賄っている。

そうしたわけで、フィリピンでは緑茶は飲まれてこなかった。

そんなフィリピンでも、数年前から、ペットボトル入りの緑茶が出回るようになった。但し、これらは砂糖が加えられ、アップル、ミント、レモンなどのフレーバーまで付け加えられた、緑茶とは似ても似つかない代物だった。どうやら世界は緑茶ブームで、こうして味付けされた製品が世界中で売れているらしい。

C2 green tea.jpg
フィリピンの緑茶飲料 C2

また、そうした味付けのされていない、緑茶ティーバッグもスーパーで見かけるようになった。これまで何度か、「緑茶」「Green Tea」さらには「お茶」「日本茶」と書かれたものを、試しに買って、飲んでみたことがあるのだが、緑茶を知らない人間が飲んだら、二度と緑茶を飲まないだろうし、緑茶を知っている人間が飲んだら、一口だけ飲んで、もう、近づかないだろう味のものばかりだったのだ。具体的には、どんな淹れ方をしても味が薄くて白湯を飲んでるみたいなものや、逆に、ただ苦いだけで、香りも旨みも何もないもの、さらには、なぜだかやっぱり砂糖やミントで味付けされたものまで・・・・

そして今日、また気になる緑茶を発見した。「LIPTON GREEN TEA」である。

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Lipton Green Tea

LIPTON。日本語に直すとリプトン。そう、あの紅茶で有名なリプトンである。そのリプトンが、まるで、紅茶のようなパッケージで緑茶(Green Tea)を売り出しているのだ。さすがに世界企業のリプトンだから、購入者が二度と近づかないような製品は売り出さないだろう?との判断で試し買いしてみたところ。

これが、結構、まとも。

さすがに、香りや旨みを楽しむというレベルではないにしても、普通に、日本製の緑茶ティーバッグともかわらない程度にはお茶として飲める味が出ている。普段からおいしい日本茶を飲んでいる人にとっては物足りないだろうが、日本から緑茶を持参するのを忘れたり、現地になじみ、普段、インスタント・コーヒーしか飲まない人にとってはほっと一息つける程度の味ではないだろうか?

とりあえず、これでフィリピン人に「緑茶」を誤解されずに済むのではないかと思う。

フィリピンの緑茶事情が書かれたブログ記事:おいしい日本茶が飲みたいフィリピンでビジネスをしよう!
緑茶と健康(英語):GREEN TEA BENEFITS
posted by philculture at 01:17 | Comment(1) | TrackBack(0) | 食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2009年05月23日

グヤバノ(GUYABANO)

フィリピンで有名なフルーツと言えば、バナナ、マンゴー、パパイヤ、ドリアンあたりだろうか。その他にもアボガド、ランソネスも知られているかもしれない。

ここにあまり知られていない果物がある。グヤバノという。個人的にはこれこそが一番おいしい果物だと思っている。

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グヤバノ(緑色にゴツゴツした外見)

ドリアンが強烈な匂いと味で好き嫌いが分かれるのと違い、グヤバノは万人受けしそうな味だ。一言でいうとあまずっぱい。マンゴーはただただ甘くて、酸っぱさはあまり感じないが、グヤバノは甘さと酸っぱさがちょうど良いバランスで同居している。

マンゴーの甘酸っぱさが9:1だとすれば、グヤバノのそれは7:3である。

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グヤバノ(切ると中身は真っ白)

そして、グヤバノは味が濃い。口に入れると広がる、舌に絡みつくような濃厚な甘さ、直後に感じられるキリッとした酸っぱさ。このコンビネーションが甘ったるさからは程遠い、心地よい味覚を与える。

食感も独特である。緑で包まれた果実に包丁を入れると現れる真っ白な果肉。この果肉を口へ運ぶと、とろけるような部分と、口に少しの時間だけ残る繊維質。大き目の種は簡単に吐き出せるので面倒くささもない。

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グヤバノ(切り分けるとこんな感じ。とろけるような味わい)

これだけのものがあまりメジャーでないのが残念なくらいだ。多分、保存が利かないのだろうか?

フィリピンへ来ることがあったら、是非、試してもらいたい果物だ。
posted by philculture at 12:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2009年05月03日

フィリピンのスナック菓子

フィリピンには変わったスナック菓子がある。たとえばこれなど

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その名も「おいしい」という名のスナック菓子である。日本では「かっぱえびせん」という名で知られているが、これを製造する会社との間で資本関係もライセンス契約もないと思う。この「おいしい」、味はどこまでもオリジナルのかっぱえびせんにそっくりである。パクリか他人の空似かは知らないが、日本の味が身近で手に入ることには重宝する。この製品はLiwayway Marketing Corp.という食品会社が製造しているのだが、製品ラインアップはスナック菓子を中心に50種類にも上る。ここの製品はどれもおいしいものが多くて例えば

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この製品なんかも、味付けは濃いがかなりいける。商品名どおり塩とビネガー、それに味の素が効いていてビールのつまみには最高だ(味覚は破壊されそうだが)。

そして、最近この会社は新商品を発表した。その名も「Bread Pan」である。直訳すると「パンパン」だろうか?本来英語的には「パンを焼く鍋」といった意味合いがあるはずなのだが、鍋を食べるわけがないので製造側の意図としては「Bread」味の「Pan」なのだろう。小さなパンをガーリックとバターで揚げた製品だが、まあ、空腹時にはよいかもしれない。それにしてもネーミングは意味不明である。

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注:正確にはOishiはブランド名であり商品名はPrawn Crackerである、が、当初はOishiを製品名として発表したところ人気商品となり、商品名が定着したため、これをブランド名として第2、第3の商品を発表していったものだと思われる。
posted by philculture at 22:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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